街道をまっすぐに進むと見えてきた。

ラーメンの文字。

何度か行ったことはあるが、別に好きな味ではない。
ただ何故かおいしいと思える瞬間がそこにはあるらしい。


ちなみに私が食べたのはタマゴゴハン。それでもウマイ。

なんでかなぁ。


30分前。

薄汚れた駅のエスカレーターが止まる約1時間前くらいか。

商店街の入り口を左に進んだところ、パチンコ屋の閉まったシャッターの端っこにあるエレベーターで、上る。18秒。

なんのヘンテツもない居酒屋だが、ここらじゃ一番デカイ。


14人ほどの集団は座敷へと案内される。

だらだらと集まると、酒をたのむわけでもなく、やたらブタドン。

特に豚丼が美味しいのでもない。

それでも、何故かおいしく感じてしまう。


あら、魔法かしら？


1時間前。


裏道を入ると、シャッターの閉まる前のパチンコ屋の丁度はんたい側に、不思議な空間を見た。


カラオケの横には階段が伸びており、降りると、赤い、鉄の、重い、扉があった。


4時間前。


なんだか無性に飛び出したくなった涙を、根性でショートがキャッチした。

なんだこりゃ。


泣けるストーリーじゃないし。

泣けるシチュエーションでもない。


ただの普通の、いつも通りの緑の帽子。

ただの普通の、いつも通りのピエロ。

ただの普通の、いつも通りのガリガリ。


と。


いつもと違うオシャレダンディ。



ヒゲ団ならどうしてたろ。

ペペロンチーニなら何してたかなぁ。



なんか暖かくて、お風呂場の湯気みたいで、でも隙間風がちょっと冷たくて、もうちょっとここにいたいけど、がんばらなきゃな。


もう、いかなくちゃな。


がんばらないようにがんばらなきゃな。



なんか、沁々した日記になってキチャッタから、今日はここまで。



もう寝る。

明日は名古屋だ！

コンニチワ。

おはよう。



神田でした。