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ハイファイニッキ
ハイファイコーヒーズな人々の日常。
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兄のしている日記というものを妹の私もしてみよう、と思い、してみる。


昨日は夜から朝までバイトで、眠気眼のままフラフラと家に向かったのが5:30頃。

ちょうど、朝日が上り切ったあたりで、坂の途中にある家に向かうと、坂の頂上にある雲間から乾麺みたいな光が地面を突き刺していた。

兄の陸朗が今どこにいるのかはわからないが、兄が好きだった話のなかの風景とそっくりで、ふ、と思い出した。


ミヒャエル・エンデを崇拝し、宮沢賢治を敬愛していた兄の口から一番多く吐き出される名前は間違いなくジャクリーヌ・クライフで、彼の作品のなかでも特に好きだったのは、白申物語でもなく、ねずみ一匹でもなく、ふるさとだった。

たぶん、クライフの名前は知っていてもふるさとを知っている人は少ないと思う。



主人公のズーは首都ローエンの東に位置する田舎の村、クランハイムで生まれ何不自由なく生きていたが、13才のある日、外の世界があることを知り、村を出る。

クランハイムでは生まれた子供に手足はなかったが、長い旅のうちにズーの体には手が生え、足が生えて尻尾は無くなってしまった。

そのため、数年後クランハイムに戻った時には彼の姿を認識できる者は居なかった。


結果、ズーの心は取り残され、それでもズーの体の成長は止まらない。


さて、ひとりぼっちのズーはいったいどうなってしまうのか。



って感じの話だった気がする。


久しぶりに読みたい。


絵本だから古本屋にもあんまり置いてないと思うけど、ちょっと探してみようかな。


でも、その前に少しだけ寝ようかな。



春日。
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