さて、私がシリカゲル、いや、知るかぎり最も崇高な音楽を聞くために実家に寄生虫、いや帰省中です。

神田です。

それはシンプルなメロディで、抑揚もなく、サビも盛り上がりもなく、テンポは不安定で、途中で転拍子するし、音圧もない。

それでも、その場にいる全員が固唾を飲み込めずいるのがわかるし、さっきまで騒いでた幼児でさえ、最初の一音で黙る。

もちろん、始まりにも終わりにも拍手はないし、誰一人、体を揺らすこともない。

でも、私の毛穴という毛穴は全て鳥肌にかわるし、ドキドキは止まらない。

たぶん、俺がしたいライブはこういう事なんだろうな？

って思った。


一方、祖母の表情はとても優しく凛として、美しい。
これ以上の美しさが想像できないくらい。

安らか、って表現が一番近いかな。

ライブ、なんていうと、生って日本語訳になったりするけど、本を質せば同じ字でも生の方がしっくりくるかも。

明日のライブも背一杯生きてやろう！

もっと楽しまなきゃ！


俺！