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ハイファイニッキ
ハイファイコーヒーズな人々の日常。
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どんっ!

どどん!どんッ!

かくして、一同は一命をとり止めた。

が!?


~前回までのあらすじ~


そこは既に彼らの知る都ではなかった。
彼らの住む西の都は東の都よりやってきたオーヤという豪傑によって制圧され、その道は岩壁の如く立ちはだかるゲンジツ使い、豪傑オーヤの弟子、その名もケンリョクによって拒まれていた。

しかし、その危機を救った者がいた。
名をチグワカという。
彼は諸行無常の響きを聞きつけ、なんと、かの地、緑の象が棲むと云われるタマーデ国への案内を申し出たのだった!

空腹に耐えかねた一同はこれに賛同した。

こうして、一同はナイフ、ランプ、それから、 ひときれのパンをカバンに詰め込んでタマーデへと旅を進めたのである。

私は神田である。

どどんッ!

その日はたいそう暑かった。
まだ五月だというのに日射しという日射しは照りつけ、風という風はその場に立ち尽くし、動く事を諦めてさえいた。
伝説によると、これは噂に名高いヒロー・ミゴーの暴走によるものだったのだが、これはまた別のお話。

その暑さの中を一同は進んだ。
いや、
正確には進んだのは愛馬、クニロー号である。
一同は代わる代わるクニローに自らと、その荷物、それに命を預けた。

クニロー号はそれでも、気を落とすことなく、淡々と歩みを進めた。

幾刻が流れたろうか。
気が着くと一同は、タマーデ国の中心に位置するナルドマク道へ入っていた。

ここには、愛がある。

そう感じた一同は気が触れたように、ここで暫しの休息をとることにした。
みな、思い思いに楽しんだ。
あるものは恥禁フィレオを貪り、また、あるものは犯バーガーを平らげ、
そして、あるものは銃死血キンセ・レクトを食らい尽くした。

これでもか、と、いうほど休むと、一同はまた進み始めた。



いや、

クニロー号が進み始めた。

いつしか、当たりは夏の蒸し暑さを忘れ、世界は暖かいミカン色に染まった。

こうして、一日目が終わった。




続く?
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